衣料品廃棄が深刻化する中で、生産の工程で不必要になった生地や
不良品などが、その価値を活かされずに廃棄されている残念な現状があります。





「生地の色を間違えた」「過剰に作りすぎた」などさまざまな理由により未使用で廃棄される生地が多くあります。それを再利用するため細かく裁断をして特殊な機械に入れることで、綿(ワタ)に戻す作業をします(半毛)

 

 


廃棄されるべき生地を綿(ワタ)状にし、ピュアコットンの綿(ワタ)と少しだけ色のワタを混ぜてブレンドしてまずはベースとなる綿(ワタ)を作ります。(アップサイクルのワタは約35%)

 

 

それぞれの素材をブレンドした綿(ワタ)を空気の気流で糸を作る、ムラタ機械の特殊な方法(ボルテックス)でアップサイクルの糸を作ります。

 

 


アップサイクル糸を使って天竺(Tシャツ用の生地)を使っています。編み立てたサイズ(丸の状態で編み上がる)でそのまま使用して、脇にハギを入れないで製品にしています。その場合は開いた状態(大きな丸の状態で編んでカットして開いた生地)の製品を作る場合より、裁断での無駄な部分は10%以上軽減されて、裁断カスの捨てる部分が減って、エコ的な要素がもり込んでいます。もう1素材は裏毛(スウェット生地)を作っています。表にはアップサイクルの生地を使用して、肌に当たる裏側にはシルク混の糸を使って作りました。(コットン65% シルク35%)シルクの糸を使用することにより、肌に良く馴染み、吸湿性、放湿性に優れ、肌に良く体にやさしい繊維です。天竺、裏毛ともに生地を仕上げる最後の工程でソーピング(洗い)で従来の化学物質の入った柔軟剤ではなく、天然油脂である椿油を成分とした、植物由来成分のみで構成された自然派の柔軟剤を使用しています。

 

 

 

 

 

 

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